世界を監視する者
世界観追求
世界観に関する蛇足。随時更新されます。目を凝らせば見えてくるものがあるだろう?
『Henry ヘンリー』
「 ヘンリーには私みたいに国外出身の人も多いわね。でもね、元々母国にいた頃はOBEYに所属する気なんて全くなかったの。テレビのニュースでOBEYが取り上げられるまではヘンリ ーの名前すら聞いたことなかったぐらいよ。でも、そのニュースでヘンリーを見た時に信じられないくらい動揺したの。映像を見ただけだったのに、そこが私の行くべき場所だって本能で 察知した。ここに行かなきゃって、使命感にかられたの。もう考えるよりも先に身体が動いていたわ。それからヘンリーに移住してきてOBEY職員として働いているけど、国外から移住してきた私の同僚もなんだか同じ話をするから、ちょっと怖くなっちゃったわ。…不思議な話よね。」
『Blood day of Henry ヘンリーの赤い雨』
月に一度ヘンリーには決まって赤い雨が降る。1日で止むが、ひどい時は足首が浸かるほどの豪雨となる。
赤い雨の成分が血液と非常に酷似しており、
雨が降っている間BLOODWORKERは雨を血液の代わりに操作することが可能(血液に比べると脆い)。
また、VAMPNERは血液摂取せずとも覚醒の恩賜を受け取ることが可能(肉食動物程度の覚醒力)。
この日は日常生活に支障をきたすとし休日となる場合が多い。未だに赤い雨の正体はわかっていない。
『John do ジョン・ドゥ』
CLEANERが血液感染に侵されないために打つことが義務付けられている抗体薬。
Jane do ジェーンドゥ と共にOBEY研究班が独自に開発した抗体であり、発表された当時はアメリカ全土を震撼させた。
打つ際に多少のめまい・頭痛を催すが、人体に悪影響はない。
製造方法は秘匿されている。かつてあらゆる優秀な科学者たちがどんなに研究しても製造することができなかった抗体薬であったために製造方法を知ろうとあらゆる科学者達がOBEY研究所に開示を求めるも、政府の懐柔により明かされることはなかったが…。
『Blood Crow 赤いカラス』
ごく稀に赤いカラスを見かけることがある。赤い雨の後によく見かけるらしい。
雨を被ってそう見えただけだろう、そんな程度の、都市伝説に近い存在。
悩ましいように、慈しむように、等しく君たちを視ている。
『Serpentes セルペンテス』
SPLEEN-Eve イヴ の血液。彼女に破壊されたものは、彼女の傀儡となり、等しく死が与えられる。
戦時中にセルペンテスが拡散された形跡はない。
彼女が捕縛され監禁され続けた数年間に、彼女が独自に体内で生成した特殊な血液であると推測する。
『SPLEEN スプリーン』
Eve の血液『Serpentes セルペンテス』を摂取した健常者の成れの果て。
SPLEENの血はジェーンドゥによっての蒸発が不可能であるが、人体への影響は打ち消すことが確認された。
『BLOODWORKER+Adam アダム』
先天的に血液を自由に操ることが出来る【BLOODWORKER】を持つ特異体質者の始祖オリジン。
戦時中、対人間戦争兵器として生み出されたデザイナーズベイビーであり、他人の血液を吸収することで戦闘力や知能が大幅に向上させることも可能であった。
現在のBLOODWORKER、VAMPNERは当時生き残った始祖Adamから分岐した遺伝子である。
戦時中では最凶の兵器としてAdam型が量産され猛威を奮っていたが、敵国の対Adam兵器「Eve」の登場により戦況は一変、多くのAdam型が駆逐され戦争は佳境を迎える。
始祖オリジンAdamとEveの一騎打ちとなりAdamが死亡。たった1人で全てに対抗していたEveも瀕死の状態でヘンリーに囚われ監禁される事になる。
『SPLEEN-Eve イヴ』
先天的に、赤血球を破壊する力【スプリーン】を持つ変異体質者の始祖。また、破壊した血から鉄を精製することも可能。
戦時中、血能力を持った特異体質者Adam型 が猛威を振るう中、Adam型 への対抗策として生み出された数々の実験体の唯一の成功作。
当時の敵対国家が秘密裏に開発したデザイナーズベイビーであり、戦闘力や知能、感覚機能も大幅に向上している。また、不老体質で 20歳程度の女の容姿を留めているが、未だ生存しているとすれば実年齢は 3 桁を超えている。Eveから派生させた特異体質者SPLEENの誕生により、Adam 型が次々と殺され血能力者の勢いが落ち着いた頃、SPLEEN-Eveもまた捕縛され、現在まで隠蔽のためにヘンリーのとある地下施設に監禁されていたはずだった。
Eve の血液『Serpentes セルペンテス』が健常者の体内に入ると一時的にスプリーンの能力を授かることが可能である。効果は一週間程度持続し、効果が途絶える頃に強烈な中毒性をもたらし、更に Eveの血を求めるという負のループへとつながっていく。
Eve の血液を摂取し続けた人間は 5 年以上生き続けることは無いだろう。
『 特異体質者の謎 』
戦時中に猛威を奮ったはずの特異体質者がどうして今世間に受け入れられているのか。本来ならば人間兵器としてその歴史は深く刻まれ、世間からは危険視されるはずである。元々研究開発の本拠地であったヘンリー市から一切の情報の漏れが無いように国家が隠蔽を謀った結果であるが、それ以上に戦争後に「隠蔽工作が容易い程の人数しか特異体質者が生き残っていなかった」ことが大きい。
つまり当時敵国には特異体質者をほぼ壊滅させることが出来る、より凶悪な兵器があったのだ。⇒SPLEEN-Eve
『 懺悔する者 』
「貴方の子供達は、貴方のような臆病者ではないみたいよ。」